中村ゆかりのこと 自己紹介①


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わたしの暮らす白馬の景色です

私の生い立ち・家族

1960年岐阜県大垣市で生まれ。中学生の時クラスの2/3の女子は郷ひろみファン、約1/3は西城秀樹ファン、残りは野口五郎ファンという時代。

サイモント&ガーファンクル、カーペンターズが大好きで、深夜放送にリクエストハガキを送り、テレビは奥様は魔女が好きや宇宙家族ロビンソン、ソファのある外国のお家に憧れる子供でした。

母はお料理好きで手作り餃子が得意料理。ご近所にも配るので毎回何百個と包んでいました。紡績工場の社宅の近所に クリスチャンの奥様が居て、珍しいパウンドケーキやクロワッサンの作り方を教わり、母のおかげで食いしん坊なりました。小学校の卒業文集ではなりたい職業「コックさん」でした。

父は頑固でよく叱られましたが、金曜日の夜スケートに行ったり夏休みには2歳下の弟の友達を引き連れてキャンプへ出かけたり 面倒見のよい一面がありました。

白馬に嫁に来る前は外資系化粧品販売員でした。

外国に憧れるわたしは、外資系化粧品販売の会社に入社し、名古屋市内のデパートの化粧品売り場で販売をする仕事をしました。サービス業のスタートです。

エリザベス・アーデン、エスティ・ローダ、ヘレナ・ルビンスタイン、レブロン、ランコム などなど横文字が並び、売り場は優美なサロンでした。シャネル、ディールは片隅の香水コーナーに商品が並んでるくらい、クリニークもまだない時代です。

各外資メーカーの美人チーフが売り上げやお客様、外商のエリート社員とのコンタクトを巡り、 日々しのぎを削っておりました。お客様も開店と同時にお茶を飲みに来る優雅なマダームが多くて、チーフの仕事は百貨店の持つ優良顧客のサロン化。会話上手で美しく華やかでした。お客様がお客様と競って商品を買っていた。

チーフがお客様とお茶を飲みに行っちゃうと下っ端のわたしはお昼ごはんを食べに行けなくて、接客しながらグーグーお腹がなっちゃう。
その時、わたしがいつか先輩になったら絶対に後輩にはお昼ごはんは早く食べさせてあげる!って決めてました。

1980年前半。アメリカ系外資系化粧品のマーケティングがヒットして 大成長期でした。

エスティローダーやクリニークを買うとプレゼントがある

フリフリの華やかなアンブレラ クリニークのスターターキットがヒットした手法です。
すごく売れる経験をして楽しかった。

売れるっておもしろいなぁ~~と実感した時です。

外資系の販売手法に触れる一方で

百貨店では地域一番店として恥ずかしくないようにお辞儀の角度や手の示し方まで良い接客がお客様を集客するのだとひたすらマナー研修だった。

売れる為には 良い接客! ただひたすらそれ

今もその反動かな・・・・サービスマナー講座とかキライ(笑)

この後 日本にもシャネルやディオールの化粧品が上陸してきます。
1983年エスティローダーからシャネル社に入社する。

社員教育をしてくださったのは男性の大高博之先生
美容家の第一人者で、
映画の女優さんのメイクを研究し 自らのお肌で試して 教えてくださる先生
メイクの勉強もマレーネデートリッヒの眉毛とか学ぶ
「お客様にお化粧をするんじゃないのよ。シャネルのエレガントという魔法のお粉をかけてあげるのよ」って お上品で美しい先生でした。

シャネルの代表的なイネスとカールラガフェルドの時代。

それから驚くほど忙しくて、毎日毎日売れるのだけど、異常だった。
普通のおじさんが、パリのお土産が足らないから香水10個、口紅10個用意しろ、日本語ラベル取っておいてと30万円ほど買ってポケットに入れて夕暮れの繁華街に消えたり、高校生くらいの女の子が気持ち悪いおじさんとシャネルを山盛り購入したり。
普通の人が異常にお金持ちになって、エレガンスの魔法なんていらない。
わたしがチーフ店長となった時、あの優雅なサローーンはどこへやら。売れる時ならでは外資系の熾烈な競い合いで、ひたすら大忙し。気が付けば30歳でした。

30歳このチャンスを逃すと結婚できないかも!

華やかなバブル時代、百貨店ごとにスキー部がありスキー企画旅行があった。メーカーから差し入れがありゴージャスでした。
わたしは飲み会担当だった。
友人がアルペンスキーのオリンピック選手と出会い結婚することになるの。その旦那さんの友達が主人です。
スキーと友人と白馬の縁で出会いました。

主人と出会った時30歳・・・
アルプスの少女のハイジの クララのようにアルプスの麓で結婚生活をするのも悪くないわ・・・と白馬に嫁ぎます。サービス業働いて12年目のことでした。

しあわせな結婚生活がスタートするはずが・・・・・・・
家族経営の旅館を甘く見ていました。
・・・・・・・

自己紹介なのに長くてごめんなさい・・・・  続きます。

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中村ゆかり

中村ゆかり

株式会社五龍舘 代表取締役社長 長野県白馬村にて ホテル五龍館(ごりゅうかん)を経営する 前職は、百貨店にて外資系化粧品の販売を12年。結婚し白馬へ。 4代目経営者となる。家族は主人と娘2人です 食べること飲むこと大好き!絶賛キッチンドリンカーです 大学の国際観光学科の講義やゼミ生と観光イベント実践のお手伝いもしています。

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